医師が病気を診断し治療していくためには、患者様のからだの状態を知らなければなりません。
それを知るために臨床検査をおこないます。
患者様のからだからでるサインは、様々な形であらわれます。尿や便、あるいは血液や採取された臓器の一部などです。
これらを化学的、物理的、免疫学的に分析したり形態学的に観察し医師へ報告することで、医師はからだの状態を把握し、病気の原因の追求を行う重要な手助けとなります。
また、臨床検査は病気の診断だけでなく、治療の方針を決める大きな手助けにもなります。
治療経過の確認や重症度の判定、回復の度合いなどにも利用されています。
臨床検査課は、患者様から得られるさまざまな情報を分析し診察現場へ報告している部署です。
臨床検査技師 14名
臨床検査課では、正確かつすばやく患者様の情報を診察室へ報告することにより、患者様の待ち時間軽減につながるよう努力しております。
臨床検査は大きく分けて生理検査と検体検査に分けられます。
生理検査とは簡単に言えば患者様の体に直接検査器具などを用いて行う検査です。
それに比べて、検体検査は患者様から得られた物質(検体)を分析する検査と言えます。
生理検査 | 検体検査 |
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・心電図 ・負荷心電図 ・超音波検査 ・脳波 ・神経伝導検査 ・動脈硬化スクリーニング検査 (動脈硬化net:外部サイト) ・肺機能検査 ・睡眠ポリグラフィー検査 など |
・血液検査 ・尿検査 ・喀痰検査 ・便検査 ・輸血検査 ・病理組織検査 ・細菌検査 など |