リハビリテーション科 急性期、回復期、維持期とそれぞれの時期に適切なリハビリテーションを365日体制で提供できるように実施しています。
外来の方は完全予約制です。
リハビリテーションを希望される方は、必ず整形外科・脳外科・内科のいずれかの診察をお受けください。
詳しくは総合受付でお尋ねください。
■患者様、家族様、地域住民の皆様を対象にリハビリセミナーを開催しています。
>>>過去のリハビリセミナーはこちら
リハビリテーションセンター長 降矢 芳子 |
・日本神経学会 専門医
・日本リハビリテーション医学会 代議員・近畿地方会幹事・認定医・専門医 ・日本内科学会 認定医 ・日本認知症学会 ・日本アロマテラピー学会 ・日本東洋医学会 ・認知症サポート医 |
||
永澤 大 |
・日本整形外科学会 専門医
・日本リハビリテーション医学会 認定臨床医 ・日本医師会 認定産業医 ・日本医師会 認定健康スポーツ医 ・日本整形外科学会 運動器リハビリテーション医 |
統括医療技術部長: 石川 定 課長: 和田 善行 / 山口 羊一
理学療法士:PT | 作業療法士:OT | 言語聴覚士:ST |
83名 | 21名 | 13名 |
理学療法は日常生活の基盤である基本動作の「起きる・座る・立つ・歩く」等の能力改善を目的に治療を行います。
理学療法の手段として運動療法、物理療法、日常生活動作練習の3つに大別することができます。
・運動療法では、弱った筋力を鍛える運動やかたくなった関節を動かす練習をします。
・ 物理療法では温熱や寒冷、電気刺激など様々な物理的手段を専用の医療機器を使って、
痛みや循環の改善を目的に応用します。
・日常生活動作練習では実際に「起きる・座る・立つ・歩く」といった動作練習を行います。
また、在宅復帰するために住環境の評価や退院前の指導を行い、スムーズな在宅・社会復帰の支援を行います。
作業療法は病気やけがにより生活が制限された方に対し、「食べる・トイレに行く・着替える・風呂に入る」などの生活を行う上で必要な動作から「仕事をする・家事をする・買い物に行く・遊ぶ」といった社会復帰を支援する仕事です。
当院の作業療法は主に脳血管疾患・整形外科疾患・神経難病疾患の患者様を対象に、食事やトイレといった日常の生活動作の練習などを行います。
また、実際の場面を想定して行う家事動作練習や調理動作練習、パソコン操作練習など患者様の生活に合わせた治療を行います。自助具の選定や利き手交換などの代償手段の獲得や生活環境の調整、アドバイスなども行っています。
言語聴覚療法は病気やけがなどでことばが理解できない、ことばが想い浮かばない失語症、発音がしづらい構音障害の方へコミュニケーション能力の改善を目指します。また、飲み込むことが困難となる嚥下障害へのアプローチも「口から食べる」ことを目標として取り組んでいます。
当院の言語聴覚療法は主に脳血管障害、神経難病疾患、内科疾患などの障害を対象に急性期からの治療を行い、「はなす」「たべる」という基礎的かつ大切な機能の回復を目指しています。
当院リハビリテーション科では、脳卒中片麻痺患者の治療に
促通反復療法(川平法)を取り入れ実施しております。
脳卒中後に片麻痺になられた方の麻痺の改善を目的とした新しいリハビリ法です。
麻痺した手や足を操作する事(促通手技)によって随意運動を実現しそれを反復する事によって随意運動を実現するために必要な神経路を再建・強化する事を目的とした神経路強化的促通療法です。 鹿児島大学病院霧島リハビリテーションセンター元センター長・現促通反復療法研究所所長川平和美名誉教授が開発し、軽・中度の麻痺患者を中心に成果を上げています。脳は一部を損傷されても、損傷を免れた他の部位が損傷した部位の役割を代行する能力(可塑性)があることが明らかになってきました。川平名誉教授は刺激が伝わりさえすれば損傷した部位の代役を果たす脳の神経回路がどんどん強化されることに着しました。治療者が麻痺した手や足を操作してやって必要な神経回路にピンポイントで刺激を伝え、目標とする運動を誘発します。それを根気よく繰り返すことで必要な神経回路を再建・強化し、麻痺の回復を促進させます。 リハビリ運動には、上肢8パターン、体幹下肢6パターンあり、麻痺の程度に応じて選択して行われます。一つのパターンを最低50回繰り返します。 急性期はもちろん慢性期の麻痺にも改善が期待できます。(効果には個人差があります)。 |
![]() 川平 和美名誉教授 |
当院では、鹿児島大学病院霧島リハビリテーションセンターに1ヵ月間研修に2名、2週間の研修に6名参加し技術を習得してきました。また、川平和美名誉教授に当院に来ていただき多くの療法士に実技指導をしていただきました。
以下の頻度、期間で実施します。
入院の場合:6週間 外来の場合:週2回(月7~8回)、合計20回(およそ3ヵ月弱)
①電話でお申し込み(地域医療連携室にてお受けしています)
②地域医療連携室による選考
③医師による外来診察
④入院申し込み・外来リハビリ申し込みを予約して順番待ち
⑤入院・外来リハビリ開始
⑥入院では6週間、外来では週2回合計20回実施
⑦日常生活の注意等を指導し終了
詳しくは、地域医療連携室もしくはリハビリテーション課窓口でおたずねください。
電話番号 0744-29-3300(代表)
FAX 0744-29-3311
Q どんな病気、症状が対象ですか
A 脳梗塞・脳出血などの脳血管障害、頭部外傷などで片麻痺になられた方が対象です
Q 誰にでも効果がありますか
A 効果には個人差があります
Q 週1回の治療ではだめですか
A 週1回では効果が証明されていません
理学療法士、作業療法士対象に川平法の見学ができます。
詳しくはリハビリテーション課担当 和田までご連絡ください。